久しぶりに街へ、アキバ、京成立石(ジャズ喫茶:やまもと珈琲)、そして明大前|65歳からアートをつくる
しばらく街へ出ていなかったので、また、文京図書館へ本を返す必要があったので、出かけた。
文京図書館から、アキバをうろついて、今日の目玉である、京成立石へ向かう。情報によると、あの飲んべえの街立石に、ジャズ喫茶がある、と言うのだ。基本は、本格コーヒーを飲ませる店で、店内にはジャズを流すのか、聴かせるのか、とにかくジャズ喫茶と誰かが主張している、ので行ってみた。
まず外からの見かけは正直、ちょっとしょぼい、が中は確かに本格コーヒー店である、メニューにあるコーヒーから、確か、インドネシア、マンデリン?(560円)だったかを選んで、出て来たコーヒーが凄かった。一杯一杯ネルで淹れるコーヒー、これはヤバイと思うほどだ。家でペーパーで淹れたコーヒーを飲んでる場合ではない、とひしひしと感じた。(これから、ネルでのコーヒーを追及したい)
で、ジャズだが、確かにジャズが鳴っている、単なるBGMとはちょっと大きく、ジャケットも分かりにくいが掲げてある。しかし、音量はそれなりだし、お店にはかなり高齢な女性が三人、何かの話しに盛り上がっていて、ジャズを楽しんで聴く状況にはない、残念ながら。もちろんお店を非難するわけではない、このお店存在の根本の理由はコーヒーにあるし、ドトールとは違って、最安のコーヒーが480円(だったと思う)のブレンドであり、それを飲んでくれるお客様が大事なのは当たり前だ。
一緒に、ガトーオショコラも食したが、文句なくうまい。他にも天然酵母パンなどもきっちりある。
このところ新しいジャズ喫茶と言われるところを行っているが、アキバのインカス、新高円寺のダディズ・ソックス、中野ロンパーチッチ、など、いずれにしろやはり音量が足らな過ぎる、「何とかジャズ喫茶と言える」とは言えない(言われようとは思っていないのだろうが・・)、インカスがボーダーライン上にある気はする。
そして、下北沢散歩後、明大前マイルスへ、やはり、この音質と音量がたまらない。本格派ジャズ喫茶である。
ママによると、創業以来(1960年のはずだから58年間通った)、何か特にない限り毎日来ていた常連客が心臓病で急死したとの事、ショックを受けた状況が理解できる。誤りがなければ、神保町で古本屋を経営している人で、一時マイルスが閉まっていて、状況がわからず、ディスクユニオンの人に、この人に聞けばわかる、と言われて、神保町の書店にこの人を訪ねて行って、ママの様子などを聞いたことがある。
ご冥福を祈るしかない。