籠らないで、出かけてみる:ヨーゼフ・ボイス展、十年?振りのジャズ喫茶へ|65歳からアートを造る
ずーっと続くこの暑さ、籠っていると体重が増えて来た、自分では最適体重は65.5kgと信じているが、今は67㎏前後、外へ出かける。
原宿(ヨーゼフ・ボイス)→お茶の水・アキバ(文京図書館など)→中野新橋(ジャズ喫茶)、曇りだよ、との天気予報だったが、晴れて、炎天下である。
まず、原宿。久しぶりである。ジャイル・ギャラリー(そう言えば前に一度行っている)。
『ヨーゼフ・ボイス ダイアローグ展』私の好きなボイスであるが、今回は失敗した。ダイアローグであるから、会話するように6人のアーティストがボイスに反応するのだろう、それは、行けばわかるだろう、と思った、のが間違いだった。
(ビルのど真ん中に長い帯が垂れる、ボイスを象徴するイラストが散らばっている=コヨーテを操る杖、フェルトで覆われたピアノ、オオカミ、など)
(入口である)
『6名の現代作家たちは、ボイスから何かを受け継いだのか』?
そして次の問いが6名にされて、彼らはそれに答える事になる。
『問1 ヨーゼフ・ボイスから、何を問われていますか?』
『問2 現代社会に対して、何を問いますか?』
それらにテキストで答え、そして作品を提示する、と言う感じらしい。ぼくは、その両方が現場にあって、なるほど、などとなどと感じるのだろうと思ったのだが、現場にあるのは、その提示された作品だけで、テキスト的なものはない(後で聞くと、カウンターに印刷物としてあった・・他にはWeb・・がそれは現場に展示されているとは言い難い・・そんな物読んでられない)。
ポンと車窓があったりする。
これじゃ、全くわからない。作者の質問への答えとその作品があって、関連づけられて、成立するのにTEXTが現場にない、わけもわからず、取りあえず、こんな展示方法は余りに不親切、私のような訪問者は何となく取りあえず現場に行く、事前の勉強などしないよ。薄暗い中で細かい字の説明書など読まないよ。
取りあえず出て、お茶の水に向かう。
(つづく)