どうも、ボイスに憑りつかれた、気がする|65歳からアートを造る(今77歳)
ボイスに関する本を読んでて、何か、憑りつかれた感じがする。いろいろなエピソードを聞いて、もっと作品を見たくなり、また、その題名の不思議さに打たれて作品自身を見たくなって来ている。
いわく、「ボイスの超大きい作品があり、美術館に入らなくて、入口を壊した、それは、ホームレスが寝泊まりしていた階段の下のスペースに丸ごと脂肪を注入して、それを引き出した作品(何という考え方、と、実行だろう!)、多くのドローイング、それらは作品のためのドローイングではなくて、世界を知るため、世界と交流するためのもの、とか、それらのドローイングの展示会の題名が「アイルランドの謎の人物のための秘密の作品群」とか、もちろんそのドローイングを見てみたい、・・・離日の前に数時間の空き時間ができて、普通は神社仏閣などを希望するのに、ボイスは「植物園に行きたい」と、そこで見たのは、ボイスが心からリラックスして、花のつぼみなどと交流している姿だった、とか、学生との討議会を催し、学生どもの筋道がうまく経たない質問にも、丁寧に答え、また、似たような質問に、通訳はさっき回答したと思ったが、ボイスは違う角度から説明を辛抱強く行い、終わった後、「世界中、学生たちは同じです」と言い、通訳者をして「ボイスって偉い!」と言わしめる・・とか、とか、どうも超人としか思えないアーティストである。
どうしても、もっと作品とその考え方を知りたいと、7月18日、取りあえず、神田神保町へ向かった(ネットで探したが内容が分からない上に、高すぎる)。美術系の古書店4店をっピックアップして、「源喜堂書店」「ボヘミアンズ・ギルド」「Magnif?(行かなかったかも)」「小宮書店」。
4軒を巡り、BigBoyでジャズを聞き、ビールを飲み、数点をチェックしたが、何も買わず帰った、まだ、資料の全体像がわからない。
ただ、大体の感覚がわかったので、次に、最初は美術大学の図書館をチェックしたが、殆ど、そこの学生かOBにしか閲覧を許さないので、こんどは、美術館の図書館をチェック中、当然のことながら、ボイスに関する多くの書物が蓄えられている、そしてオープンである、最も近そうな国立新美術館へ行く予定です。