(つづき)今日は初めての『根岸』+落語+アート+街並み
そしてゆっくり個展へ向かう。
変形四差路の一角にある。
X⁵|ARTiX³ 在日若手中国人アーティスト支援するスペース。
ドアを開けると、すぐさま、手工芸的3D立体物=これはすごく気に入っている、残念ながらこの利用価値に、気が付かなかった、ここで初めて使われたのだろうか?おもしろい立体形成素材だ、使ってみたい。
2Fに行くと、今回のメインだろう制作物がある。<リアリストが追放地にて>。カフカの中編小説<流刑地にて>からのインスピレーションらしい。
釣りのリールを廻す事から力が出て・・・牛島先生はその動きを詳細に説明し、感嘆しておられたが、実は私は良くわからない、題名の<リアリストが追放地にて>(作者の言葉:リアリズムと逃避、制度と矛盾。理性を信じてきたリアリストが辿り着いたのは、理想郷ではなく、構造だけが残された「追放地」だった。)への理解も殆ど無いまま、ただ、このちょっとうらぶれた素材の素材感、枯れた色調、とにかく動いている事、・・・このその辺りに転がっている素材の存在感、組み立てられた形、手触り感、と、造形された形に、何か乾いた空気感に、魅せられた。
作者は中国からの若い女性である。