第19回岡本太郎現代芸術賞に入選(2016年3月)

2016年の第19回岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)に入選しました。
当面の目標としていて、応募して来ました。10年も応募していれば入選するかも、と思っていた私には、応募3回目での入選は驚きでした。
応募したのは先の日本アンデパンダンに出品した、「ハルキゲニア、生活の悩み」ですが、その他のこれまでの作品の写真を見られて、これらを含めての展示を要請されました。

ある日、五億年前の生命、ハルキゲニア、に心惹かれた。ハルキ(幻惑的)と名付けられた、屍肉を食らい、最初上下逆さに紹介された、全長3cmの、ちょっと情けない生命体。 生命の歴史の中で、泡のように出現し、消えて行った。     私と共通した疾患(左足の違和感)を持つハルキゲニアに同期して、ハルキゲニアがなりたいと夢想しただろう大きな生命体をマンションの狭い自室で作る。    足を補う後尾の推進力と生餌を捕らえる鳴き声を追加して。 制作は「ブリコラージュ」的に、辺りにあるものを使って、カジュアルに、ちょっとルーズに進める。

ハルキゲニア

ハルキゲニア、生活の悩み。”5億年前の海で、ハルキゲニアも悩んでいる。「左列の真ん中の足が、何かおかしい」”

後尾のドラムは電気で回転している。また、頭部からは電子音の鳴き声が聞こえる。

「カフカは逃げる、森羅万象から外れたモノから」 カフカの逃げ道がたくさん用意されている、飛行機、列車、ヘリ、観覧車など。ヘリの音が間断なく聞こえる。

左は「樹上団地」鐘の音が聞こえ、右は「第二の敵、カメルーンのバムン」カフカは既にカラスに変身し、敵に対抗している。

私の現実の部屋の机の前のモノたちをほとんどそのまま、ここに連れて来た。

「ある日、なんでもない日」

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