大人気ゲーム、「デス・ストランディング」にも「カフカ」は入り込んでいる |65歳からアートをつくる
全く新しいゲーム、新しく発明されたゲーム、と言われている「デス・ストランディング(Death Stranding)」をやり始めた。
実は、随分前に一度買ったのだが、これはぼくには合っていないとメルカリに売った、が、いろいろ読んでいると、やはり何とかプレイしておかなければならないゲームと考え、もう一度メルカリから買いなおした。
プレイし始めたところだが、ちょっと操作とかを読んでいると、地形をチェックしたりするセンサー(アンテナ風)の名前が「オドラデク」なのだ、何か聞いた響きだなぁ、と思っていると、書いてある、「オドラデクとはカフカの短編<家父の気がかり>から来ている。」と。
(この外面右上の十文字のアンテナ風のものが「オドラデク」である。
カフカの短編では次のように書かれている(Expedia)
1.虫とも動物ともつかない奇妙な生き物「オドラデク」
2.平たい星型の糸巻きのようで、実際その周りには古い糸が巻き付いている。そして星型の中央から棒が突き出ていて、さらにその棒と直角に小さな棒が付いている。この棒と星型の突起のひとつを足にして立っている
3.神出鬼没で、家の中のあちこちで現れ、そうかと思うと何ヶ月も姿を見せなかったりする
4.名前を尋ねてみると「オドラデク」だと言い、住処を尋ねると「わからない」と答える。
5.かさこそと笑い声を立てる。
何というこのゲームの作者の指向か・・・
カフカは、どこにでも、意表をついて出てくる。