荷物は出てきたが・・・1日目(2)|ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて
やっと出てきた。何しろ無印の真っ黒いキャリアー付きバッグで、良く似たものはたくさんあるのだが、いらいらしている最中にポコリと出てきた。
通関は問題なく、出口からは屋根付きの細い道が出ていて、ロープで隔てられた、その両側にたくさんの人々が出迎えに来ている。あちこちで、挨拶とか、叫び声が聞こえて、こっちも両脇を良く見ながら、ゆっくりと進む。ここでLAFIAの出迎えのお兄さんに会えないと、面倒なことになる。この真っ暗い夜の中で、見知らぬタクシーを拾い、ひやひやしながらホテルまで行かなくてはならない羽目になってしまいます。
「いたっ」、右側に、私の名前を書いた紙を持った黒人が二人、ニコニコしながら、来る人ごとに顔を見ている。私は立ち止まって自分を指差しながら、笑いかけると、また一層ニコニコした反応があり、とにかくこの道の終わりまで来い、と言う感じ。
私から、キャリアの荷物を奪い、二人で歩き始め、私は付いて行く。
この写真は観光Webからの借り物です。自分では写真を撮る余裕がありませんでした。
かなり歩いた暗い所に車が置いてあって、中に入り、直ぐ出発と思いきや、一人はドライバー席に、一人はまた空港の方へ引き返して行った。
どうやらもう一組出迎えているようだ。
しばらく待つが帰ってこない。もう疲れて、「よー、早くホテルへ行こうよ」、と言いたいところじっと待っている。何となく不安になって来た。こいつら本物か?
我慢ならなくなってドライバーに英語で話しかけるが、全く通じない。うーん、こっちがフランス語が出来ないのがまずいのだが、頭に来る。
と、ドライバーの携帯に電話がかかって来て、「行くよ」って感じで、一人帰ってこないまま出発。すぐ、大きな高速道路レベルの道に出て来て、かなりのスピードで走る。やれやれ、・・・・と、思うまもなく、また電話がかかって来て、終わるや否や道路の脇に止めてしまった。
おーい、俺はつかれているんだ。18時間じゃなくって、それより以前5時間前に起きて一目散にここまで来ているのだから、早く、ホテルへ行けー!と思うのだが、どうしようもない。また、何かを待つ。ドライバーとは意思疎通できなくて、何が起こっているのか分からない。
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。