ダンスは続く 7日目(2) |ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて

いよいよ、ダンスが始まる。
これは、森の精だ。

全面的にバオバブの樹皮の紐で覆われている。

総勢15名程度のダンサーはすべて村人で、それなりの仕事を割いて、踊りをお客に振舞う。
ダンサーの衣装の最も重要なのはもちろん仮面である。
着ているものの紐でできているようなものはバオバブの樹皮の繊維からできている。バオバブの表面が剥がれているのはこうして紐や綱に使われているからだ。

ダンサーの花形はやはり足の長い竹馬に乗っているかのようなダンサーと、無茶苦茶に長い仮面を冠っているダンサーだ。

かなりな熟練を要する気がする。

この長さで顔につけるマスクなので、結構大変だと思う。かなりな強靭さが必要。

それぞれが当然何かを表し、その役目をダンスで果たす。
ちょっと夢見たダンスなのだが格別の感激は出てこなかった。
この村で、このバックで、このドゴンのダンスは余りにも自然で、ただドラムとダンサーの身振りに見入っていた。
彼らの村の祭りの踊りなのだ。
一々アダマが仮面の意味を教えてくれる。

あの上へ長い仮面は当然非常に重く、それを右に降って仮面の先を地面につけ、今度は左に降って地面につけ、それは大地から生まれ、大地へ帰る自然の掟を表している、との事、何かアジア的ですね。

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