次の目的地ティレリへ 7日目(6) 歩く事、これがすごい。|ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて
それから、いよいよ出発、次の宿泊地、ティレリです。
この道は、ひたすら、アフリカのドゴンの草原を、ひたすら歩きます。
アダマはトコトコとすたすたと歩き、私はその後を、素直に、そのままの力で歩きます。
左側にいつもあの崖を感じ、崖は常に見えます。時折草が背丈ほどにもなります。
本当に感じたのは、これこそが、私が日本で望んだ事、夢見た事、なのだ、と言うことでした。
草原を、殆ど無心で、すたすたと自然な力で、何気なく、歩いてゆく、・・・無上の喜びが込み上げてくるほどです。・・これなんだよ、アフリカに来ようとしたのは、と明確に認識した瞬間でした。
こんな事が、ドゴンのダンスよりも、大きな泥のモスクよりも、バスで揺られているよりも、素晴らしく感じるのは、ちょっと不思議だけれども、本当です・・・多分。
ならば、旅行の計画を立てる時、四駆で移動することを考えていたのは全くのナンセンスでした、もしそうなら、この最も素晴らしい瞬間はなかったわけですから。
ただ、ただ、すたすたと歩くアダマの後を、すたすたと歩いてゆく。
アダマはすたすたと歩いてゆく。後も振り向かないで。
時々、立派なバオバブの木が現れる。
時折、アダマの姿を見失う。
開けた所にでましたが、これは雨季には川になるところ。
これは学校でした。教室の中では生徒が勉強していました。
また、同じように歩きます。
途中、休もうと、この村に入って行きました。
こうして、熱いので、午前中に2時間くらい歩き、昼食を取って昼寝をして、最熱の時間を避けて、午後の4時くらいから再び歩き始め、夕方に次の宿泊地の村に着きます。