ティレリへ 7日目(7) → 8日目(1) ティレリにて|ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて
それから、少し暑さが緩んできた頃、このランチ場所を出発し、ティレリへ向う。
かなり暗くなっていた。
何となくさびしい宿で、結局、泊り客は私達一組しかいなかった。
Hotel Siguia
Tereli Chez
Moussa Saye
Po:Amae Diere
GljNj Do
とある。
着いて、中庭のソファに座ったが、既に暗くなりつつあった。ここには広場に一つ電球があり、どうやら自動車のバッテリーで動いているようでした。でも、十分暗い。
そこで、財布が無いのに気づき大騒動、結局、座った椅子の足元にあり、安堵。
食事後、そのまま、またも屋根の上に蚊帳を張り、さっさと就寝。
遠くから、ドラムの音が聞こえる。どうやら、ここは村のはずれらしい。
村の中心部の辺りから、ドラムが聞こえ、つまりダンスをしている、と言うことだろう。
アダマを起こして、見に行こうか、とも思ったが、やめた。
またも、建物の屋根の上に蚊帳を張る。これが、快適なのだ。ここでは、両サイドから竿が出ていて、きっちり四角に蚊帳が張れる。
昨夜は暗くて良くわからなかったが、綺麗な宿である。花が咲き、大きなバオバブがある。
次の朝、アダマに尋ねた。
「昨夜、かなり夜遅くまで、ドラムの音が聞こえた。」
アダマの返事は、
「ティレリは3つの区に分かれていて、区毎にダンスもする。今年は収穫も多く、村人自身のための音楽とダンスで、客のオーダーではない。」
「行って見たかったよ。」
「でも暗かったし。」
「不可能だったか?」
「行こうと思えば行けたけど、実際には行かなかった、と言うことだね。」
朝出発前に、村を案内してもらった。
「ここからはダメだ。」と言う結界も確かにある。結界の外から見る
例の三角錐のもの、男の家、バオバブの側の医者の家、女の家、トギナ、また広場はダンスの場でもある。
これ以上は入って行けない。結界が張られているのだ。真ん中にある、上部に白いものがかかっている石の中には、(記憶が定かで無いが)精霊か何かがいて、その上に鶏の生き血がかかっていて、何かをしているのだ(のはずです)。
その時、アダマが描いてくれたスケッチ。上に見える亀のような絵は鶏です。
ここにも結界は張られていて、医者のところだったか、女の家だったか、・・・・。
「いつも、ダンスはティレリと言うけれど、何故だ?」
「ティレリのダンスが優秀だとは、評判だ。サンガのダンスももっと良いと言われているが、サンガは崖の上で電気も通じていて、雰囲気がらしくないね。」
そうして、また、午前十時頃出発。いつも通り、お昼ごろに休息の場所に行き、昼寝をして、午後3,4時に出発して、次の村に到着する予定になる。