10日目(2)サリフ・ケイタに会った|ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて
モフーに到着すると、店は真っ暗で、その前に数人の若者がたむろしている。
暗い、周りにスタッフなのかわからないが若者がたむろしている。
アダマが何か話していて、結局、今はサリフ・ケイタが新しいアルバムのレコーディングで、店は2週間休み、との事。
しかし、「レコーディングの合間に会えるようにできるかも。」との事なので、とりあえず暗い店の中に入ってみることにした。
モフーである。
木彫がのっと立っている。
横笛を吹いているデザイン。
入ってみると、かなり暗い中、ソファに座っていると、飲み物のオーダーに来る。つまり、ステージはないけれど、座って飲むくらいはできる、ということらしい。
暗くて良くわからないが、背の高いスリムなモデル風女の子(黒人の女の子は皆なそうかな)が注文を取りに来たり、飲み物を運んで来たり、他にも少々客が居るようだ。
薄暗くて、営業していない、と思う。でも、ウェイトレスが居て、注文を取りに来る。
しばらくしても、会えると言う話が来ないので、そろそろ帰ろうか、とアダマに言うと、「ちょっともう一度聞いてくる。」と言って姿を消す。
「今、レコーディングの休憩になって、中庭で会えそうだ、行こう。」という事で後についてゆく。
「いた!」
特にサリフ・ケイタのファンというわけではないが、音楽ではジャズが一番好きで、その次が民俗音楽とか、ワールド・ミュージックなので、サリフ・ケイタの音楽もかなり聴いていて、こんなところで会えるとは、嬉しい。
マネジャーらしい男とケイタはガーデンチェアのようなものに座っていて、アダマが私のことを紹介している、後で聞いたが、「ケイタの大ファンで、来日公演にも行った日本人である(公演には行った事がないが)」と。
ちょっと軽い挨拶をして、写真を撮って良いかと聴いて、まず一枚。
暗くて、写真がぶれています、が、確かに、サリフ・ケイタ。
そして、ついでだからと、一緒に撮っても良いか、と聞いて、アダマに撮ってもらった。
うーん、大収穫。日本に帰って自慢できるぞ、とミーハーです。
私は、ちょっと若く写り過ぎ。
余り邪魔するのも悪いので早々に、お礼を言って、引き上げる、入り口で、たむろしているお兄ちゃんに「ケイタのCD買わないか?」といわれたが、「要らない」と割り切り発言。
次のターゲット、古典音楽を聴きに、高級レストラン「サントロ」へ向かう。