ジャズ? ④ リトマス試験紙がある、との事です |65歳からアートをつくる

どうも、ジャズファンの間には、リトマス試験紙のようなものがある気がします。
ぼくの感覚では、リトマス試験紙に使われるのは、主として、「セロニアス・モンク」と、「(ラサ―ン・)ローランド・カーク」、この二人が巨頭だと思う。
つまり、モンクやローランド・カークを聴いて、好意的な感情が湧かないならば、ジャズを本当に楽しめる人にはなれない、的な事が良く言われるのです。ぼくも何となくわかる気がしないでもないのですが、まあ、公平に言って、言い過ぎだ、とは思っています。ジャズの多様さを狭める必要は全くない、と言いたいです。
もう一つ別の試験紙があって、何となく、この人の良さがわからないなら、ジャズへの理解のレベルが低い、と言われている気がする人がいます。その人は、二人、「チャーリー・パーカー」と「ビリー・ホリディ」ですね。
とか、いろいろな制約がジャズを聴くにはあるのですが、実は全く気にする必要はない、と思っています。ジャズ喫茶のマスターでもジャズ評論家でもない、ただ、ジャズを聴いて楽しんでいるぼくたちはもっと自由に、自分の感覚を軸に、そのまま楽しんだり、もっと面白いのが無いかな、とテリトリーを広げたりすれば良いのでしょう(現代音楽だって、民族音楽だって、めちゃ面白い)。もちろんそんな時に評論家などぼく達より何百倍もジャズにずっと多くの時間を使っている人の言う事も参考にすれば良いのでしょう。
ここに2冊の本があります。

左は有名でご存知の方も多いし、読むと楽しいですが、これがジャズだと思ってはいけません、もっと、ジャズは、ルーズで、多様で、いつでも壊れそうなものなのです。右の、1000枚は20人のジャズ好きが自分の好きな各50枚を信念をもって選んだものをまとめたものです(アヴァンギャルドもECMもその他もろもろ)、そのジャズの危うさを、楽しめる感じがします。

 

 

 

 

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