これからどんなジャズ生活をしようか? (1)

これからの長くもない生活で、どのようにジャズに対応すれば良いのか?

私は、ジャズ評論家でもなく、ジャズ喫茶のオヤジでもなく、単にジャズ(他の音楽ももちろん)を聞くのが好きなだけの年寄りである。
だから、このジャズはきちんと理解しなければならない、とか、一応ここまでは聞いておかなければならないとか、このジャズについては一定の見識を示さなければならないとか、この定番ジャズが特に素晴らしいとは思わないという事は口が裂けても言えないとか、これがわからないとジャズの根本が分かっていないという事であるなどはナンセンスだ、という訳にはいかないとか、これは分かりやすいジャズなのでとか言って難しいジャズの方がえらいなどはナンセンスだと言ってはいけないとか・・・・・・などなど、「なければならない」とか「と、いう訳にはいかない」という様な言葉とは無関係なところにいるはずです。
いろいろアンテナを張っているつもりの目的は、自分のためであり、自分がもう少々幸せになるために、知らない音楽を捕まえたり、あの音楽で自分に取って気づかなかった見かたを知るとか、その他です。

というような流れで、今ジャズに対して正直に言うとどんな形で対しているかと言うと多分次の様だろう。
1。僕のジャズに対する気持ちは、すでに失ってしまったマイルスとコルトレーン、アルバートアイラー、ローランド・カークなど、そして、まだ現役のキース、など他少々で終わっている。
2。その後の人々に対しては、確かに、これは良いね、とか、ちょっと面白いじゃん、とかのレベルの関心しか持てていない。
3。明大前マイルスなどのお陰で、超メージャーなミュージシャン偏重を反省して、いろいろなプレイヤーを聴く様にしているが、やはりマイルスとか、コルトレーンの同時代の人々である。
4。もうジャズに未来は無いのかと問うて見ても、確信を持ってある、という人はいない気がする。(寺嶋さんが主張して気もするが、この曲だけとか、女に走ったりで、何か弱い、確たる展望がある訳ではない)。黒人はもう収まってしまったから、大きな矛盾の中にいるその他の人種に期待、と言う感じが主流でしょうか。
5。今の60-70歳代のジャズファンの生活はせいぜい後20-30年、今までのストックのジャズを聴いたり、再発掘で十分で、それを楽しんでいれば問題ない。死んでしまえばジャズは聴く必要がない。それで良いじゃん。
6。せっかくiPadも入手したので例えばAccuRadioのAccuJazz Best of 2009など聴いているが、それなりに面白いのだが・・・それだけである。
と言うところのような気がします(余りはっきりしない)。
でも、ひょっとしたらジャズが悪いのではなく、私がダメなのかもしれない。どんなものでも新しいとダメと言うことかもしれない。
うーん。

(未完かも知れません、このまま継続するかも知れません)

これからどんなジャズ生活をしようか? (1)” に対して1件のコメントがあります。

  1. PATTAYA より:

    私のジャズのお師匠さんも、ジャズは昔のものをレコードで聞き込むのがベスト、今のプレーヤーをライブで聴く価値は無し、というスタンスでしたが、近い感じでしょうか。。。
    ところで現在こちらは実家に帰省中なのですが、途中、以前住んでいた岡崎市に立ち寄り、女房子供が旧友と親交を深めている間に私は市立図書館に行ってきました。
    ここにはジャズ愛好家として知られる内田修氏のコレクション展示室が隣接しており、氏が支援した日本人ジャズミュージシャンが多く紹介されていました。こちらはこちらで、新しいものを捜し求め続けるジャズ愛好家のスタイルがあり、興味深いものがありました。
    この後、名古屋の大須にも足を伸ばし、中古オーディオ店、中古レコード店を散策したのですが、一時期秋葉原を追ってアニメの殿堂化していたのが、随分とオーディオの街として復興(?)しており、大変楽しゅうございました。
    今の愛知県はなかなか楽しみどころ満載です。是非今度、一緒に行ってみましょう!!

  2. Takashi より:

    無事帰任のようですね。
    途中でやめているのでお師匠さんと同様のように見えるかも知れません。お師匠さんの真意がわかりませんが、多分気持ちの上では全く違うのではないかとも感じます。詳しくは、別の続きの記事にします。
    一度愛知に行くのは良いかも。

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