ミステリー「硝子の塔の殺人」を読んでみる|65歳からアートを造る(今75歳)

ぼくはミステリーのファンでは全くない。
それでも、超有名なミステリー、例えば「Yの悲劇」とか「そして誰もいなくなった」などは読んだり映画で見たりしているが、それだけである。
ただ今回この「硝子の塔の殺人」が無茶苦茶に激賞されているのです、本屋大賞の候補になるとか、「これを超える作が現れることはないだろう」とか「ああ、びっくりした」とか、「まるで本格ミステリーのデパート」とか、読売新聞の評でも大激賞で、ファンでもないぼくをして、一度読んでみた方が良いかも知れない、と思わせてしまった。

図書館を探したが、500人が予約していたりで、読めるのが来年になってしまうので、メルカリで買った(読み終わったらメルカリで売るつもり)。
で、2日間かけて読み終わりました(約500頁)。
正直に言うと、なかなかおもしろい、とか、なるほどなるほど、そんな仕掛けなのね、とか、は感心するのだが、言われたような衝撃は全く受けない、。
それは仕方ないのだろう、マニアはずっと歴史的に読み続けており、そのラインの上で、この作品が出てきて、これはすごい、と思うのだろう。
ファンでもないぼくは単に歴史がなく読み、それなりにいいね、と思うだけなのです。
音楽などでも同じで、ずっと聞いて来たジャズでマイルスがビッチェズブリュ―を出せば、その歴史のラインの中で、もの凄い!と驚くのである。その時たまたま聞いた人は、全く別の感想をもつであろう。
と言う事で、それなりに面白いが、申し訳ないですが、それだけしかぼくには感じられなかった。
それよりも、最後の主人公と犯人の関係のなりゆきなどは、もはや、完全なるステレオタイプで、今更こんな風な始末なのか、と感じた。
メルカリで売ります。

 

 

 

コメントをどうぞ

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください