続き「タル・ベーラ、伝説前夜」、ダムネーション/天罰を見る|65歳からアートを造る(今75歳)

先日の、「アウトサイダー」に続き、24日には「ダムネーション/天罰」を見に行った。今度は、最終日前日と言う事もあってか、約半分の客席が埋まっているように見えた。
いやー、アウトサイダーより、もっともっとタル・ベーラの完成型に近い、濃厚なタル・ベーラ、を感じる。
この世の人間の営みの場所をそのいままごそっと掬い上げ、ドサッと映画の上に置いたような、リアル感、がたまらない、自分が現実の片隅に立っているようだ。
今回はいつも雨だ。雨の中をうろつく、人、野良犬、・・。
(いつも雨だ、タイタニック・バーは混沌)

例えば、一方の素晴らしい映画「ドライブ・マイカー」の練りに練った綿密なプロットの絡みなどとは遠く超極北くらい違う、どぶっとした感触・・・。
酒場の音楽とゾクっとする女性ボーカル・・・。
(ゆっくりと連なり石炭を運ぶ、ケーブル、果てしなく動いて行く)

飲み込まれて、映画館を出る。
素晴らしい。
家に超特大モニターを設置して、終日近くで見て過ごしたい。

 

 

 

 

 

 

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