アニメ『めくらやなぎと眠る女』村上春樹原作、を見る|65歳からアートを造る

ぼくはちょうど村上春樹の短編集を読んでいたのだが、何かの情報で、村上春樹原作のアニメ映画が上映されると知り、本日8月16日(金)、台風が日本のちょっと横を通り過ぎるので、新幹線まで止めてしまった激動の日、に新百合ヶ丘の映画館に見に行った。
『めくらやなぎと眠る女』、村上春樹の短編を繋げて一本の2時間弱のアニメ映画にしてしまった、フランスのフェルデス監督の作品である。後で、日本語吹き替え版も上映されるのであるが、外国で作った映画は字幕でみるものだ、と主張するカミさんの声もあって、無理やり嵐の日(最終日なのです)に行った。

監督の主張、「長編を映画にすると多くの部分を削らなければならない、短編ならばそれぞれをくっつけて削らない映画ができる」とのあっぱれな意見にも感じたのです。
まず絵がジブリ調などの日本風でないのがカッコ良い。ただ、フランス語だと何やら信じていて、あのグジュグジュしたフランス語の音感が楽しめると思ったのに、英語だったのでちょっとがっかり。
ぼくの覚えでは、メインが、短編「かえるくん、東京を救う」と「UFO釧路に降りる」と思っているがいろいろな要素が他の短編から入ってきている、これらは監督の脚本の仕事である。

主人公の顔は村上春樹そっくりである。
ぼくにはおもしろかった。ただ、話が繋がれているので分かりにくい人も多いでしょうね。
でも、馴染みのないアニメの絵の雰囲気とか、言葉とか、ゆったりと座っていれば多分おもしろい。
一つ、不満なのは、かえるくんの出番がもっと多くあって欲しかったし、そして、地震大みみずと東京の生死を争って、格闘する場面を楽しみにしていたのに余り出て来なかったことである。
(ついでに、トイレの鏡で、自撮り記録です=相変わらず、変形ボイス風)

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