吉祥寺、シレンシオ Silencio に行った |65歳からアートを造る(今は75歳)
気になっていた吉祥寺シレンシオ、土日しか開いていないので、2週ほどやり過ごし、今日、やっと行きました。
吉祥寺駅から歩くこと15分くらい、15時10分くらいに入る。
お客はいない、良い感じの音でかかっているのが、見たこともない、音楽もジャズっぽいが王道ではなく、でもおもしろい。
マスターはアラサー付近の若い感じの人、ARBANなどによる知識で、どっちかと言えば、アヴァンギャルド方向への指向が強いらしい。
素直な、フラットな感じが、気持ち良い。少々お話する。
その内お友達らしい同年代風の人登場、次の、マスター選定のLPがかかる。
アンドリュー・ヒルである、聞いたことはあるに違いないが、どんな音楽だったか記憶にない、何かちょっと真っ当な道をちょっと外れた感じが魅力的である。
名前は知っているけれど殆ど聴いていないね。
次は、アブドラ・イブラヒムのEKAYA。EKAYAは聴いたことがない。
アブドラ・イブラヒムとは「アフリカン・ピアノ」で世界を震撼させた、旧名「ダラー・ブランド」の事である(はず)。
私も好きな人で、特に、「The Jurney」の「ハッジ(イスラム教徒が世界中からメッカに集結する行事)」、と言う曲は大好きである。ちょっと元気を出すとき、良く聴く。が、これは聴いていない。個人的には余りおもしろくない、と言いながら、そろそろとお店を出る、約1時間弱の滞在である。
この店はシンプルにデザインされていて、良い感じである。
数冊ある本の内、阿部薫についての本が面白そうだが、ここで読むにはちょっときつい、ので別の場所で探してみます。
良い感じの店のデザイン、感じの良いマスター、ちょっと変わっているレコードの選択、いいですねぇ。
もう一つ、ぼくの気に入ったのは、室内から、全面積で外の風景、道路があり、車も人もひっきりなしに走り回る、のがカッコよい。
外の忙しい風景を全面ガラス越しに見える、そして中では別世界のちょっと変わってる方向の音楽を聴き、なかなかおいしいコーヒーを飲む、この落差が気持ち良い。
唯一ちょっと気にかかるのは、マスターもお客もマスクをしていない。その心根がぼくには良くわからないなぁ。
訪問日:2021年8月1日、日曜
東京都練馬区立野町10-37 吉祥寺駅から歩いて15分くらい
今の(コロナ下の)営業時間
[土・日] 14:00~21:00