ジャズ喫茶「古代楼」祖師ヶ谷大蔵:1日32000歩、歩いた日の続き|65歳からアートをつくる
下北沢で時間をかけて、19時開店のはずの祖師ヶ谷大蔵の「古代楼」へ向かった。駅で降りて、マップに従って行ったのは良いが、住宅街に入ってしまっておかしい。もう一度チェックすると、番地の8を18と間違えて、住宅街の奥へと歩いてしまっていたのだ。
そうして、駅前の飲み屋街の一角に発見。中から、ノイズだけ、のような音楽が聞こえてくる、ちょっと入りにくい、なぁ、と躊躇してしまったが、エイヤっとドアを開ける。
カウンターだけ、中に若い人が一人いて、客はまだ誰もいない、開店直後に近いからだろうね。入るとノイズだけの音楽が流れていて、おもしろそう、と思ったら、変えられて、拍子抜け、古いジャズ風の音楽。
「さっきのノイジーな音楽は誰ですか?」
答えをもらったが忘れた、「ジャズ系のプレイヤー?」「ジャズ系ではないと思いますよ。」などお話し。「今かけたのはファッツ・ワーラーです、知っていますか?」
「名前は知ってるよ(殆ど音楽は聴いたことはない)。」古いよね。でも、かけるレコードの選曲センスがおもしろいと感じる。なるほどね。
(ノスタルジアの映画のポスターもある。右は横尾忠則かな)
オーナーは別にいて、週末に多く、1日に一度は大体顔を出す、との事。
室内の様子がおもしろく、カウンターに置いている本のセンスも訳ありだし、いいなぁ、偏ってる。どうやら、マスターはアーティストでもあるらしい。彼曰く、「35年続いているこの店がマスターの最新の作品の気がします。」
うん、そのままインスタレーションになりそう。ビール1缶飲んで帰った。