東京都現代美術館へ行った(2)、「エリアソン」と「もつれるものたち」と「新規所蔵物展」|65歳からアートを作る
私の、極個人的、な感覚では、エリアソンは余りに洗練され、きれいに作られ、何か本来あるべき一種の違和感、何かちょっと引っかかる、的なトゲがない気がする。あーキレイ、気持ちいい―、で終わってしまうような・・・・。
次に、「もつれるものたち」へ向かう。どうやら、有望若手が集まっているようだ。ずーっと見ていて、一番良いなぁーと思ったのは、中国のリウ・チュアンである、
暗い場所に入ると、大きな3面のスクリーンがあり、それぞれに映像が映っている、予備知識なく入る、3つの画面はそれぞれ違うが互いに関係し、堂々たるナレーション(字幕)が流れ、最初は何をしているのか分からない、ただ映像だけでも魅力的である、しばらくしてタルコフスキーの「惑星ソラリス」の一場面が出てくる、
何だこれは?これは偽物に違いないのだが寸分違わぬ妻が登場する点がポイントらしい、また場面は山の中の大きなダムのような場所に移動し、そこではビットコインが掘り出されている、らしい・・・と言うような感じ、余りに長いので、後の予定を考えて、途中で出てきてしまった、後でチェックすると40分の長さ。
正直、後でパンフなど読んで、こんな事らしいとはわかったが、わからなくても、この怪しい迫力と映像が強い。
もう一つ、いいなぁ、と思ったのも映像作品、韓国の「ミックスライス」と言う作家(グループ?)その2つのスクリーンに映る映像の関係性が何かしら迫ってくるのだ・・・。
ちょっと急ぎ気味に見て、文教図書館、アキバへ向かう。
(続く)