「死は存在しない:田坂広志」を読んだ|65歳からアートを造る(今76歳)

田坂広志著「死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説」を読みました。
どうやら田坂氏は、確かに、きっちりとした科学者で要職も務めている、由緒正しい、トップクラスの科学者である。彼は、例えば予感とか運とか死後の世界、前世の記憶、輪廻転生、などなどの妄想と言われた事柄に科学的説明ができる、との事である。
それは、ゼロ・ポイント・フィールドが存在する、と言う最先端の仮説が成立するならば、と言うのが大前提である。今は仮説の段階だが、これが正しいとしての話を展開させる。
最先端の科学を時折趣味レベルでかじる私にも、真空からふっと現れる宇宙の卵、とか、どうしても不思議な「量子もつれ」に科学的説明がないのはおかしいと思っていて、その解決がゼロ・ポイント・フィールドで解決される?とか、聞かされて、読んだのです。
力作ですが、やはり、仮説の上での仮説なので、物事がもっとはっきりしなければ、どうにもならないもので、ただ、何が起こっても驚かない奇妙な宇宙の法則を考えると、一応のストーリーは何とか通っているのかなぁ??と思う(思いたい?)のでした。
ご興味ある方はご一読を。

 

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