猛烈なスピードでホテルへ 1日目(3)|ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて
結局、もう一人の彼はしばらくしてミニバンのような車に乗ってやって来た。ミニバンには若い西洋人のカップルがいて、彼はミニバンから我々の車に移って、「さあ、行こう。」ってな感じで、車は再び出発する。
ハイウェイ的な道を猛烈なスピードで突っ走る。私は暗い風景をぼんやりながめながら、事故起こすなよー、と心で念じながら、とにかく寝床につけそうなので、やっと安心できた。
暗い町並みを通り抜け、閉じた門の前で止まる。
中に入る。そのまま同道してきたお兄ちゃんが案内してくれる。門から続く小さな中庭を通り、建物の扉が開き、部屋に入る。
もちろんいわゆる立派な部屋ではない、でも、価格帯からしてエアコンはないものの、蚊帳つきのベッドが鎮座し、ソファセットがあり、上で扇風機が回り、シーツも清潔そう、何も問題ない。
しかも、シャワー・トイレルームは通路を挟んで部屋のドアのまん前。
まず、蚊取りスプレーを部屋にまき、電気蚊取り器をつけ、(電気式にイマイチ信頼感が無くて)キンチョウの蚊取り線香も付け、良く観察するが、部屋に蚊はいないようだ。マラリアには細心の注意を払う(部屋を出て、真ん前のシャワールームに行く1mの通路に蚊がいる。シャワールームは独特の薬草の匂いがして、蚊への対策が感じられる。)。
さっさと水のシャワーを浴びて、成田で買ってきたウィスキーを飲んで寝る。