ドゴンの国、まずはノンボリ村へ 6日目(2)|ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて
車を降りて、このカンプマンで少し休んで・・・さあ、歩き始めました。
やはり、同じような平らな岩盤の上を、崖の端に向って、さっさ、さっさと歩きます。
この岩盤の大きさには驚かされます。
最初直ぐに小さな村に入り、通過する。
小さな村にも一式の設備がある。
村には必ずある、大きなバオバブを観察し、また必ずあるトグナ(背の低い会議室=立ち上がるほど議論に激昂しないように)を楽しみ、ゆっくり通過する。
かなりでかいバオバブ。幹は木の皮を剥がされている=紐などに使われる。
有名なトグナです。確かに寝そべっていては激昂しないかも・・・。
村を抜け、アダマは途中で、お腹が痛いと言って、「先に行っておいてくれ。」と残して、道を外れていった。
しばらく歩いて、道に迷うとやばいので、大きな石のある(石の上に高く藁が積んである)分かれ道、で待った。
現地でのスケッチ。岩の上に岩がありその上に藁が積まれている。
しばらく待って、やって来て、また、テクテクと歩く。
ようやく、崖下へ降りる降り道に来たようだ。写真ではちょっとわからないが、結構急な谷の中に落ち込んで行く感じです。
ちょっと分かりにくいかもしれない。小さな切れ目ができ、降りてゆく道ができている。
とにかく降りなければならない(四輪駆動車で行く人は、崖は降りないで、ぐるーっと回ってこの崖を避けて、ドゴンの国へ入るのです)。
日本にいる時に、一番心配だったのは、実はマラリアとこの崖の登りに私が耐えられるか、でした。今日は降りですが、降りた以上、最後は登りです。これがちょっと心配。
降りるのは、それ程大変ではありません。石を選びながら降りてゆく。(上るのはかなり大変と思いながら・・・・)
途中、頭の上に果物のいっぱい入った籠を置き、下から上ってくる女性二人とすれ違いました。お母さんと娘さんのようです。かなりの重さを頭に置いているのですが、何の苦も無いように上ってきます。アダマがちょっとお話し。毎日、ここを上って、町で果物を売っているそうです。
私が持っている空のポリボトルを見て、指差しながら「くれないか?」という素振りを見せたので、「いいよ。」と目で言って、渡した。ちょっと喜んで頭の果物を一つくれた。
こんなポリボトルでも、水を蓄えておくのに役立つので、嬉しがるのです。
降り道の途中で開ける所で、ドゴンの国が見える。気持ちが良い。
広々としたドゴンの国ですが、ドゴンの村は崖にへばりつくようにあるのです。