ドゴンのダンスの始まり 7日目(1)|ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて
夜は、噂の、満天に降るような星を見るはずだったのだが、ちょっと違った。月が崖の向こうから昇ってきて、それまで真っ暗だった空が明るくなり、星も完全に月に負けている。月に文句を言うわけにも行かないので、残念。
まあ、そのまま、普通に寝て、翌朝、いつものアダマ手作りの朝食を食べる。
今朝は待望のドゴンのダンスだ。実は、いまいち、ティレリ村のダンスからこのノンボリのダンスへの変更が納得行っていないのだが、私にはどうしようもない、その真偽を確かめる方法はない。
太鼓の音が聞こえる。アダマが崖ぶちの村を歩きはじめる。太鼓の音がどこかで聞こえる。「こっちだ、こっちだ。」と言って、岩と草の間を抜けるのだが、違う、・・しばらくウロウロして、ようやく広場に出た。
昨日会った村の鍛冶屋、ブラックスミス、は、単に鍛冶屋ではなくて、一種の魔術師的な役割を持っているらしい、その親父がリーダー的に、何か予行演習らしい事をやっている。
前にいる男が村の鍛冶屋。
これは私がお金を払った専用のダンスになる(これが幾らか言うと、オプションなので明確にわかる=CFA72000=大体1万5千円)。でも、例の二人組みの中年白人女性も参加しているのでほっとした。昨夜の状況をアダマに話して、昨夜は彼女らのダンスをただ見した事が分かっていたので、これでお返しできるわけだ。
村人も、村の子供も集まってきている。
村の人々が集まっている。それなりに、ちょっとしたイベントらしい。
そして始まる。