高知へ行く、Cafe Creoleへ。


息子が結婚したいと言う女性を連れて来て、その女性が高知出身なので、親御さんに挨拶するため、カミさんと高知に飛んだ。
合間を縫って、「四国ジャズロード」などを参照して、ジャズ喫茶へ。
どうしても行きたかったのが、このカフェ・クレオール、どうやらマスターは京都蝶類図鑑出身で、アフリカ大好き人間らしい。
川のほとり、橋の根元にひっそりとある。

京都に住んでいた頃、最も通っていたのはビッグビートだったが、蝶類図鑑にもちょいちょい行っていた。そのマッチのユニークなデザインは大いに気に入り、今ただ一つ手元に残しているジャズ喫茶のマッチなのだ。
 これが当時の蝶類図鑑のマッチ。
 虫網を持った少年のデザイン、秀逸である。

入ると、ほとんどカウンターだけで、2-3人の客がいる。何かいい感じに店が風化し、ちょっと怠惰な風が吹く。
イモ焼酎をたのむ。音はそんなに大きくはないが、きっちりジャズ喫茶のボリューム、特に良い音、という訳ではないが、何か味がある音だ。
2枚目のLPの音楽が、聴いたことがない、ジャズ、たどたどしい音の流れに、心が留まる、ジャケットを見に行くと、ギル・エヴァンス、いいなぁー、と聴きほれる。The Individualism of Gil Evance. 恥ずかしながら、聴いたことがない、うーん、あまりまともにギル・エヴァンスを聴いて来ていないかも。
お客が帰り、マスターと二人きりになると、マスターが話しかけてきた、「どの辺りにお住みですか?」
実は、東京から、息子の嫁さん(予定)の親御さんにご挨拶に、などと進め、蝶類図鑑などの話もし、マスターの昔の夢「あまり人の来ないジャズ喫茶のマスターになりたい」が実現されているのを知り、なかなか良い時間。
今、聴き返しているのが、ギル・エヴァンスと初期のオーネット・コールマンだそうだ、おもしろい、私も気にかけて、聴いてみよう。特に、ギル・エヴァンスはまともに聴いているとは決して言えない。
家族との食事があって、1時間ほどで離れる、21時までなので、今回はこれで終わりかもと。
良いジャズ喫茶です、近所にあると、絶対毎日通うだろうなぁ、と、ため息。
2015年11月8日訪問
Cafe Creole
高知市はりまや町3-17-22
088-884-5336
1200-2100
火曜日が休み

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