そして京都、「ラッシュ ライフ」 モダンジャズ以前のジャズのみ

出町柳駅前でジャズ喫茶なんて、そんな商売に良い場所でジャズ喫茶?と思いながら、夕方、チェックイン後やって来ました。
なかなかの雰囲気です。

喫茶店としては一等地だろう、駅前である。

店名からしてコルトレーン好きなのかなぁ、なんて何となく思っていたのですが、違うようです、それまで知らなかったが、このお店は、モダンジャズより前のジャズだけです。 
カウンターのみの店です、マスターは京都のジャズ喫茶の草分けを自認している方のようで、ちょっといろいろ聞いてみたいな、とも思っていました。
マスターはかなり特徴のある人で、少々引っかかるところもあるのですが、後出し的な勝手なことを書くのは公平を欠くので、できるだけ会話に出てきた事を書いてみます。
・まず、なぜモダンジャズより前のジャズのみなのか?について、「いらん事をしていないから」との事、つまりモダンジャズは不要な付け足しをしている、と言う事でしょう。それ以前のジャズで十分、完結している。
・京都ジャズ喫茶の草分けという意味は、現在残っている最も古いジャズ喫茶は自分のラッシュライフ(最初はシュガーヒル)とYamatoyaだけである、という事らしい。
・最初開いたジャズの店は、シュガーヒル(東山三条、1966-7年ころ、19歳の時)、それからマッコール(これは知っている、当時行ったこともある)、そしてラッシュ・ライフへ
・知っている最も古いジャズ喫茶は、ダウンビート、昭和24年(1949年、四条小橋)ころの開店で、お客は米軍人が多かったらしい。しかし、1980年代まで残っていたはず。マスターはこの店で12歳ころからジャズについて学んで行った。他に古いところでは、スルガヤ、コハク、などがあった。
・シュガーヒルを開いた時には、既にBigBeat,Yamatoya,シャンクレールなどがあった。BigBeatにはお客で行っていた時期がある。
・BigBeatについて:あのマスターは本来ジャズ好きではなかった、クラシックの方が好きな人だったが、当時ジャズ喫茶が、非常にはやってきたので、ジャズ喫茶を開いた。つまり、店を開いてからジャズを聴き、勉強し始めた。突然閉店したのも、もともと好きではなかったし、段々ジャズ喫茶が廃れて来て、やめたのではないか?
・シャンクレールも同様で、素人の女性が、ジャズ喫茶がはやってきたので開いたのだろう。
と、なかなか厳しい。
<続く>

そして京都、「ラッシュ ライフ」 モダンジャズ以前のジャズのみ” に対して1件のコメントがあります。

  1. KEN より:

    お久しぶりです。
    この店には私も二,三度行ったことがあります。ジャズ喫茶特有の雰囲気のあるお店ですが、私が行ったときはいつも、アルテックがまともなパフォーマンスを発揮するよりはるかに小さい音量でしか鳴らしていなかったので、その点は不満でした。
    ビッグビートに関しては、マスターの推察に過ぎないのではないかと思います。
    また、Takashiさんが「引っかかる」というのは私もわかるような気がします。

  2. Takashi より:

    ボリュームは確かに小さいですね。いつも小さいようです。
    ある人によれば、少々批判的ですが、あの場所は駅前のお客が入る場所なので、ジャズ喫茶と言うより、一般客が入りやすい、そしてちょっと雰囲気のある喫茶としてやって行くことにしたのだろう、とのコメントでした。それにはボリュームは大きすぎては駄目で雰囲気があれば良い、と。
    確かに私たちには不満ですが、一方経営的にはその方向を選ぶことは仕方ないとも・・・。

Takashi へ返信する コメントをキャンセル

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください