ラッシュライフ(3) マッコールズとビッグビート、当時のジャズ喫茶

取り敢えず簡単な当時の様子をおさらいして、終わりにしたいと思います。
もう少し古い時期の資料があれば良いのですが、手持ちでは古いジャズ批評Vol.13ジャズ日本列島1972年(昭和47年)を見てみます。

この雑誌に載っているジャズ喫茶です。
京都が、28店、大阪が20店。
人口比では、圧倒的に京都がジャズ喫茶の密度が濃いです。

そして、私は1964年頃から京都に住まい、1968年卒業・就職、1970年には京都の工場から東京本社へ転勤ですので、1972年には既に京都に住んではいません。
赤線が、私が行ったことのあるジャズ喫茶です。
まだ、ビッグビートも、シャンクレールも、ヤマトヤも、蝶類図鑑も、マッコールズ(McCall’s)もカルコ(Carco)もありますね。

懐かしいですね。
最も良く行っていたビッグ・ビート。
最初の入り口だったシャンクレール。
真っ暗な蝶類図鑑、壁いっぱいがスピーカだったYamatoya、四条の裏通りのシロ・ハウス。
数回行った、マッコールズ、カルコ、メルヘン、SM spot、卒業して初めて知ったビッグ・ボーイ(京都に行った時は必ず行っていた)・・・。

ラッシュライフのマスターの修行場ダウンビートもしっかり載っています。
この雑誌のレポーターによると、
ビッグビートは本格ジャズ喫茶で1,2を争う
シャンクレール、17年の伝統、<ダウンビートより古いのか?>
Yamatoya、デキシー、スイングから前衛まで
ダウンビート、開店16年目、京都のジャズのメッカだったが、取り残されている<マスターの1949年開店説と異なって、1956年開店となる>
McCall’s,京都で最も早くブルースをレパートリーに加えた、粋な人たちが集まり、時折マスターたちが演奏する
Carco’20、主としてデキシー、スイング、ブルース、アンティークな作り<確かにおもしろい店だった>
などなど。
何か、Yamatoya,McCall’s, Carco’20にブルース、デキシー、スイングが共通に流れていますね。
HPのHistoryを見ると、その他の状況が書かれています。
このあたりで一応終了にします。
ラッシュライフ LUSH LIFE
京都市左京区田中下柳町20 (京阪出町柳駅前)
TEL(075)781-0199
AM12:00~PM12:00

http://www.lushlife.jp/
訪問日:2011年12月7日

ラッシュライフ(3) マッコールズとビッグビート、当時のジャズ喫茶” に対して1件のコメントがあります。

  1. magma より:

    懐かしいですね。私は1973年、20歳の頃に京都を旅してシャンクレール、蝶類図鑑、ザボに行きました。それぞれの店のマッチを今でも大事に持っています♪

  2. Takashi より:

    気仙沼ヴァンガードも頑張っておられるようですね。
    20歳の時の、当時の京都への旅、いいですねー・・・蝶類図鑑のマッチのデザインは特筆ものでした。唯一私の手元に残っているのが蝶類図鑑のマッチです。先日の京都のむ~らのマスターもこの蝶類図鑑のマッチを保存していて、このマッチの持つ強力なデザインパワーを再確認したところでした。

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