マッコイの追悼:コルトレーンのマイ・フェヴァリット・シングズ  |65歳からアートをつくる 

今朝、NHK-FMでバラカンさんの番組で、マッコイ・タイナーの追悼をしていた、そして、コルトレーンとの共演のマイ・フェヴァリット・シングズ(アルバム、「セルフレスネス」に入っている方)を最初から最後まで流した、この番組としては異例な、非常に長い演奏である。久しぶりに、聞いて、改めて聞きほれる感じだった。バラカンさんが初めてこれを聞いた時の感想を述べていたが、まるっきり私と同じだ。
1.何という、ソプラノサックスの美しさだ、と初めての体験
2.あのミュージカルのマイ・フェヴァリット・シングズが全く生まれ変わってジャズになっている事への驚き(余りマッコイの追悼になっていない)
楽器の元々の音の美しさ、誰もが、ソプラノサックスがあのように魅力的な楽器だとは知らなかった。
これが1963年、今から57年前の録音なのだ、私が17歳のころの音楽なのだ。本当に信じられない、私は大学時代20歳のころからジャズにのめりこんだが、当然ですね。
元々の楽器の音の美しさで言えば、私の生涯のアイドル、あのエレクトリックへ向かったマイルスも、常に元々のトランペットの音を出していた、ワウワウペダルを踏んでいても、常にマイルスのトランペットだった、何故かわからないけど。
私は常に、私にとってはそんな50年前の音楽を、ジャズを問わず、誰かに抜いて欲しいと願っているのですが、未だに誰も抜いてくれない、と嘆いているのです、非常に個人的な感覚ですが、仕方ない。

 

 

 

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