fatmama 武蔵小山 東京

KENさんが偶然に見つけたジャズ喫茶、fatmama を教えてもらい、最近バタバタとやたら忙しい中、骨休めを兼ねて行って来ました。
武蔵小山というのは大きな商店街で有名です。
このfatmamaも平和通りと言う商店街にあるようですが、いわゆる有名な大商店街とは離れていて、駅から5-6分?、小さな商店街にありました。
入り口からすぐにあったのですが、観察しながら通り過ごし、商店街を一周、よく生き残っているなぁ、と感嘆するほどの商店街です。

平和通りです。


かなりしぶい雑貨や。


ちゃんと生きている小さな寄り合いマーケット。


普通の喫茶店風だが、看板にJAZZの文字がある。

短いですが、活気があり、今生きている商店街です。

八朔は絶滅してゆく運命なのだろうか。

近くのスーパーででさっさと見かけなくなった八朔(はっさく)をこの商店街の八百屋で2個買い、酒屋で久しぶりに越の寒梅を買い、ようやくfatmamaへ。
見かけは、普通の喫茶店のようです。
が、中に入り、どこにスピーカーがあるかなと見回しながら、ふと天井のボーズなどが目に付いたとたん(私もボーズに一瞬ドキッとした)に、マスターが招く、「こちらですよ。」。
奥がL字型に曲がり、そのスペースがジャズのスペースです。入り口の一般の人と、ジャズスペースを分けています。
ビールなどを飲みながら、気持ちよく鳴っているジャズを聴く。
「リクエストはありますか?」と聞かれる。スピーカーの間にパイオニアのモニターがあり、「ビデオなどもあります。」との事。
マイルスとか何とかがかかり、次に映像が現れて、どうやら、若い頃のミンガスとドルフィーが映っている。すばらしい演奏です、ドルフィーは相変わらず哲学者風である、ミンガスが紹介などして、笑いを誘う。
いつ頃で、どこでのコンサートなのだろう。マスターに聞く。
VHSをDVDに焼きなおしたものでデータがないけれど、1964年のオスロでしょう、との事。
演奏はすばらしい、しかしこのバンドの演奏を見て聞いて、ドルフィーを聞きながら、ジャズが如何にユニークな音楽かと感心する。
この全体がリラックスした中でのコンサートで、このドルフィーのバスクラリネットを聴いていると、この変幻自在の、一筋縄ではいかない、決してシンプルに気持ちよくもない・・・音楽なのか?と疑うようなものを大勢のジャズファンが絶賛する・・・他のジャンルの音楽でそんな事があるのだろうか。
正にジャズ・ファンだけの特権ではないか、と感じる。
Mingus, Dorphy, Jonny Coles, Jaki Byard, Cliford Jordan, Danni Richmond.
とかなんとか、ビールをもう一本のみ、充実した気持ちで、fatmamaを後にしました。



fatmama
目黒区目黒本町5丁目16-17(東急武蔵小山駅から5-10分)
休み 火曜
1000-2130(」日祝2100)
03-3710-4096
HP http://www5a.biglobe.ne.jp/~fatmama/
訪問日: 2012年5月16日水曜

fatmama 武蔵小山 東京” に対して1件のコメントがあります。

  1. magma より:

    武蔵小山は小中学生の頃に自転車で遊びに通った街です。現在こんなお店があるとは…信じられません。情報をありがとうございました♪

  2. Takashi より:

    またまた、magmaさんはこの地にも関係があるのですね。

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