映画「日本鬼子」リーベンクィズを見る |65歳からアートをつくる
渋谷のイメージフォーラムで映画「日本鬼子」リーベンクィズ(日本鬼子の中国語発音)Japanese devils を見ました。以前にも1回見ていて、今回が2回目です。
どんな映画かというと、パンフにあるように、「日中15年戦争・元皇軍兵士の告白」であり、その告白のキーは「実に憎むべき、私であります。」と言う訳です。
確かに戦争だったから、と言わざるを得ないが、超、極悪非道、ここに書けないくらいの非道を天皇の皇軍兵士は、行っている、その事を、何とか残しておきたいと、その極悪非道を行った元皇軍兵士がカメラの前で告白しているのだ、もちろんそれも大変なことだ、延々、2時間30分の映画である。
戦場ではもはや殺す事は日常のシャツを着るくらいの何でもない事になってしまう、そして、一方、殺してこそ、戦場で生きていけるようになる、但し、相手は兵士だけではない、その辺りで平和に生活している農民などを、アッと言う間に殺しの現場にしてしまう、何百人と言う村を、全員殺し火をつけ、泣き叫ぶ女,こどもはもとより全部、そして火をつけて跡形もないほどに殲滅してしまう、若い女を探しxxし、そして殺す、のが当たり前、毛沢東などの軍が来ても何も残っていない状況にする、と言う理由である。
多分どんな戦場でもこうなるのだろう、あっと言う間に自分も死んでしまうのだから。
日本人はこんな映画を1回は見るべきだろう、自分たちの父親、お爺さんレベルの年の普通の善良な日本人がしたことだ、「ごめん。」じゃすまない。
敗戦で、中国において裁判にかけられる、しかし、この時の中国サイドの寛容な処置には驚く、あんな事をしながら、死刑はなし、数十年の禁固などが宣せられて、それまでの拘留機関が差し引かれてかなり早く釈放された。中国人って。