ジャズ喫茶 高田馬場 「マイルストーン」の憂鬱

早稲田松竹で「旅芸人の記録」を見ての帰り、近くのジャズ喫茶「マイルストーン」に久しぶりに行きました。ここは通常の行動範囲外の地域なので、多分3度目くらいだと思います。
しかし、その居心地の悪さで、30分くらいで出てしまいました。そして、ああ、前回もそうだったと思い出し、多分もう二度とここには来ないでしょう。

まず、店に入って、どこに座ろうかと思い、スピーカーの真正面にある3人用のテーブルにしようかな、と思った瞬間、そこの主人は「こちらの方へ座って下さい。」と指示した。そこは壁際の席です。あっ、前もそうだった、と思い出しました。
しょうがないので、その席に座るや否や、まだ、コートなどを脱いでいる最中に、「オーダーはお決まりですか。」と尋ねる。
こっちは常連でないのは分かっているだろうし、メニューも見てないで、コートなど脱いでいる最中に、尋ねるせわしなさには一体どんな理由があるのだろう。
お客の気持ちに合わせろよ、と言いたいところだ。
座ってみると、やはりスピーカーからの音はくぐもって、正面とは全く違う、このマスターは昼間の時間帯の、他にたった1人しか居ない店内で、何を考えて席を指示するのだろう、混んでいる時ならばまだしも・・・・・??
更に言えば、マスターが座る場所の横方面にTVがあり、普通の番組を流している。このマスターはもはやジャズを聴くつもりがなく、曲は流しながら、聴かないで、TVのバライティ番組を暇つぶしに見ている、というわけだろう。
何かここには大きな誤解があるのではないだろうか。お客を見ないで、自分の支配範囲を感覚にまかせて取り仕切って何の問題も感じていない、長年の怠惰な空気が濃い。
その後、
口直しに四谷のイーグルに行く。何と住み心地の良い空間だろう。誰からも強制されない当り前の礼儀にありがたさを感じる。座る場所が違ったためか、昨年より音が良くなっている気がした。
ちょっと新人のウェイトレス嬢がぎこちなかったけどお愛想でしょう。

ジャズ喫茶 高田馬場 「マイルストーン」の憂鬱” に対して1件のコメントがあります。

  1. 近藤 より:

    私もマイルストーン行きました。
    スピーカーの中央になる席に座ろうとしたら、隅に座れ、といわれました。
    1980年頃別の場所にマイルストーンっていうジャズ喫茶がありまして、良く行ったんですが、
    店の名前は同じなんですが、
    全く違う店でした。

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