第二次東北ジャズ喫茶行脚: 大槌 クイーン (3)

 他にもいろいろ話したのではないかと思うのですが、やはり、このクイーンの後継問題も話題に出ました。ちょっとプライベートな話も含むので慎重でありたいですが・・・。
「まあ、私でこのクイーンも終わりです。」
「お店に出ている娘さんがいるじゃないですか?」
「娘はクラシックなんですよ。」
「うーん、クラシックをころっと転向させるようなジャズ男を何とか捕まえて来たら、どうですか?」
「でもねぇ、沖縄、九州など遠くからもいなかった事は無いのだけど、・・・ねぇ・・・。」
(ちょっと言葉は正確ではないですが、微妙なニュアンス・・、ダメみたいですね。誰か、いないですかね?)

「何にもあげるものないけど」といただいた名刺。1964年開店、47年前です。
今や週の2日間のバイトしかしていない私は名刺を作っていない。やはり作っていた方が良いかもしれない。
タイトルは?
「さすらいのゲーマー」(さすらっていないなぁ)。
「ジャズ愛好家」(嫌だ。)
「マイルス命」(うーん、ちょっとやくざっぽいか?)

良く考えて見よう。

ちょうどお昼頃にクインに到着したが、駅弁なども食べていたので、最初ビールを注文し、それからウィスキーオーダーし、「バーボンでいいですよね。」と念押しされ、結構入っているバーボンをオンザロックで2杯、ジャズを聴きながら、昼酒を飲み、話に盛り上がり、・・・確かマスターご推薦の青江美奈(?確か・・?・・すみません・・)のジャズ・ソングを聴いたはずだ、しっかりしたジャズ・シンガーなのに驚いた、・・記憶がある。
バーボンも何か銘柄を言われた気がしたのだが、「45度です。」「うっ、普通より5度高いですね。」と度数しか話題にしなかった記憶あり、申し訳なし、銘柄を話題にすべきでした。
最後は何かおごりの感じで、おいしいコーヒーをもらった。
このクイーンの訪問で唯一問題があったのは、次には、釜石のタウンホールの予定なのですが、11時40分ころ着いて、次に鉄道で釜石に行くには、14:01発、そしてその次は、かなり跳んで16:50なのです。14:01でも2時間の滞在はキープできるが、もしもっと長居する場合、鉄道は3時間近く後なので、バスをチェックした。駅近くのバス停で15:10釜石方面がある。だから、遅くてもこれには乗らないと、後の予定、釜石タウンホール、北上の超安宿に支障が出てくる。
バスで移動する話をすると、マスターは娘さんに、バスの時刻を確認するように言って、それから「お送りしましょう。」と言って、近くのバス停まで送ってくれた。
途中、手袋を落とし、娘さんが拾ってくれて、ところがバス停まで来ると、また手袋が無い、そういいながら振り返っても見当たらない、そのまま乗ったがやはり手袋はなかった、どこで消えたのだろう。カミさんの叱声が頭の中で聞こえる。

もちろん右がマスターです。
マスターの「ちょっと写真でも撮ろう。」との声で、店の前で、娘さんに撮ってもらった。
私の場合、帽子の先が立ち過ぎでもっと後ろに寝なければならないし、マフラーのおじさん巻きも気になる。
バスに乗ると、マスターは外から「あれ、うちのカミさんだ。」と叫び、「これがうちの奥さんです。」そのバスの入り口側の席に座っている女性に「どうもこんにちは。」(しかし、向こうからやって来て、自宅前のバス停を過ぎて、どこに行く?)
そして一路釜石へ。
クイーンの時間は殆ど完璧な時間だった。
2011年1月19日(水)訪問
Jazz Qin クィーン
岩手県上閉伊郡大槌町9-3
0193-42-3252
100:00-23:00

第二次東北ジャズ喫茶行脚: 大槌 クイーン (3)” に対して1件のコメントがあります。

  1. 吉田蘭 より:

    実はばあちゃんは
    震災で亡くなりました。
    でもこの話を聞けて
    嬉しいよーな懐かしく
    涙がでてきそーです…

  2. Takashi より:

    そうですか、知りませんでした。
    お悔やみ申し上げます。
    ほんの少ししか記事に出てきませんが・・、書いてて良かったです。

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