マリのドゴン族の村に行くことにしました|神話の下で生きる、自然と文化のダブル世界遺産の村

60歳になって定年退職し、数年前から心に引っかかっていたアフリカ、マリ国、ドゴン族の村へ、一人旅を計画しました。

数年前から、頭にこびりつき始めた、アフリカ、マリ国、ドゴン族の村に、このまま行かないならば、大きな悔いを残し、いつまでも引きずってしまうと感じ、やはり、とにかく、行くことにしました。いろいろ迷いもあったのですが、いままで働いて来たことへの一種の区切りをつけるためにも行くべきだ、とも思ったのです。

ようやく日程も決め、2006年11月2日に日本出発、パリで乗換え、同日、マリの首都バマコに入り、ドゴンを巡り、11月15日にパリへ帰り、パリで2-3日美術館を巡って、日本に帰る計画を作りました。

今日は五反田にあるマリ大使館に先日申請したビザをもらいに行きました。住宅街の中にある小さな建物、国旗がなければ、誰にも分からない、感じです。

その後、会社のミーティングがある1時半まで時間があるので、行こうと思いながら行けなかった、近くの庭園美術館に寄ってみようと思いつき行きました。

残念ながら、美術館は催し物なく閉まっていましたが庭園だけに入りました。200円。良い天気で、気持ちの良い庭園です。良い天気で、さらに気持ち良い。
何となく幸先が良い感覚に包まれました。

なぜ、ドゴンなのか?

いつドゴンの情報に引っかかったのかは覚えていませんが、まず、ドゴンは世界遺産に登録されています。しかも、自然と文化の2つの部門で、です。つまり、ダブル世界遺産の世界です。
ヨーロッパではかなり有名で一種の観光地です。
そして、最も心を騒がせるのが、有名なドゴン族の神話です。
ドゴン族が世界的に?一躍浮かび上がってきたのは、フランスの研究からです。
そこで出版された、有名な本が二冊。

「青い狐」ドゴンの宇宙哲学
「水の神」ドゴン族の神話的世界
両方とも、フランスの学者が書いた調査に基づくドゴン族の神話世界です。

象徴的な図柄

実は全部は読んでいません。でも、かじり読みでも、魅力的です。うさぎの仮面

本の時代は1960年頃です。
今ではかなりイスラム化が進んでいるそうですが(これは間違いでした、大きな神話の下で生活していました)、まだまだ村々をトレッキングする小旅行は盛んです。

もう一つ、強く印象が残っているものートグナ Toguna と言う会議施設
今度のマリへの旅行では、日本在住の女性で、マリに小さなホテルを開いている女性の紹介で、トグナ・アドベンチャーと言う、アメリカ女性がマリの首都バマコで開いている旅行代理店にお願いしましたが、そのトグナ Toguna とはドゴン族特有の会議施設です。
写真では分かりにくいですが、天井の低い会議施設で、ここでは立ち上がる事はできません。つまり、激昂して喧嘩腰にならないように、この施設で会議を行うわけです。

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