愛を込めて・・・こいつが、「アダマ」、だ!|ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて

こいつがアダマだ。

年は27歳、既にバツイチ、12歳頃から外人相手のガイドをして来た超ベテランガイド、強みは豊富な経験と、数が少ない英語ができるガイド(マリの共通語は以前の宗主国フランスのフランス語)、ドゴンに近いバンディアガラ出身、今付き合っている学生の彼女が居る。独立して旅行代理店を起こすべく努力中なるも、そう簡単には行かない、金がネックだ。
但し、後で知るが、かなり年式の新しい革張りシートのトヨタのランクル(ランドクルーザー<アフリカ、中近東などでは車の王者である>)とちょっと古めのメルセデス(これも一方の王者)、2台のオーナー、どうやってこれらの高級車を入手したのか不明。

何となく余裕のある風貌。自国マリを憂え、将来の豊かな生活に向って努力する男。
旅を終わってみると、まともに写っているアダマは、この写真だけ。

人当たりの良い親しげで丁寧な感触、ガイドのベテランとして当然いろいろコネを維持するためにも自分のコネをさりげなくオファーするが、基本的にまじめ、と言って良いだろう。
知識は豊富、英語も驚くほどきれい、但し、全てが耳から覚えた英語なので、時折変な発音で覚えている。例えば、「ヒーマン」と言うのが最初わからなかったが「ヒューマン」の事で、しかも彼はこの「ヒーマン」を「マン」「ウーマン」「パーソン」「ピープル」などの意で使う。また、耳英語なのでスペルは苦手、大体においてミス・スペル。
しかし、変な訛りの無い、聞きやすい英語を話す、かなり立派。ナイジェリアなどで聞くいわゆるピジン・イングリッシュ(現地語化して、殆ど何を言っているのか分からない、が英語だ)と比べるのは問題外だが、やはり驚くほど、きれいな英語と言える。

2週間以上、寝食を共にする重要人物です。アフリカの照りつける道路の真ん中とか草原の真ん中で離れられると最期である。

 

 

コメントをどうぞ

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください