(つづき)それから、ジャズ喫茶Donatoへ|65歳からアートを造る(今75歳)
文京区湯島図書館の後、ぶらぶら歩きながら、最近オープンしたと言う本格ジャズ喫茶(つまり、シンプルに言えば、大音量でジャズを流す)、Donato へ向かった。
評判は良い。
最近開店するのは、本格的ジャズ喫茶とは言えないものばかりなので、本格的ジャズ喫茶と言うものの新規オープンはちょっと衝撃を与えている感じがあります。
ジャズ好きが待ち望んでいるものです。
なかなかカッコ良い。
看板に、「当店は大きめの音でジャズが流れるジャズ喫茶です。会話は控えめにお願いします。どなたでもお気軽にご来店ください。」と宣言しています。
簡素な文章の中にも、なかなか、注意深く、必要十分に書かれた名文です。
スピーカーからは十分に大きな音でジャズが流れ、その前に、レコードジャケットが飾ってあります。
なかなか、シンプルで、良く考えられたディスプレイですね。
ビールを頼んだのですが、アルコールにはちょっとしたつまみが付いていて、なかなかの心配り。
スピーカーの正面の席が空いていたので、特等席でした。
その日は、適度な客入りでしたが、土曜などは、大盛況らしいです。
ただ、ちょっと引っ掛かったのは、ジャケットのところに行って、手に取り、写真を撮ったのですが、後で、ジャケットに触らないようにして欲しい、とやんわりと注意されたことです。ジャケットが傷むから、と言う理由です。
未だかって、ジャズ喫茶でジャケットを手に取って、触らないようにと言われたことがなく、少々違和感を感じたのは確かです。
その旨はメニューと看板にも書いてあるとの事(自分で確認はしなかったがメニューはメニューなので目には入らなかっただろうし、看板には書いていない)ですが、やはり分かりやすく、ジャケットのディスプレイのスペースの中に、明確にそのような注意書きを示しておくべきだろうとは思います(注意されるのは気分的に良いものではない)。
それはともかく、この本格ジャズ喫茶の新規オープンは朗報であり、若いご夫婦(?多分)の柔らかい対応も、気分の良いものでした。
後に続くお店がいて欲しいですね。
訪問日:2021年11月16日
東京都 千代田区 神田駿河台3丁目3番地 五明館ビル1F
12:00〜22:00(L.O 21:30)
日・月定休