秋田県、喫茶　ミカ

喫茶　ミカ
１９６２年５月１日開店
秋田県南秋田郡五城目町字下町４０－４
０１８－８５２－３９０７
１２：００－３：００（ジャズ日本列島のデータ）

行き方：秋田より奥羽本線で７駅目の「八郎潟」で降りると、「五城目行き」のバスが待っている（はず）。それに乗って、１５－２０分、終点の五城目？？ターミナルで降りて、歩いて数分。
開店時間は上記とは異なっていると思います。まず、電話をして確認した方が良い。私の場合は、昼間、閉まっている店を開けて招き入れていただいた。
電話した時、少々躊躇しながら、「やってますよ」と言われ、不安感が残ったが、とにかく行きました。駅からタクシーも覚悟しましたが、駅に着くと、「五城目」行きのバスが待っており、そのまま乗り込む。
どこで降りていいのか良くわからなかったので、「役場」の辺りで降りたが、そのまま終点のターミナルまで行けばＯＫである。
最初場所が分からず、近くの大きな酒製造所で聞くとちょっと曲がった直ぐ近くだった。

ツタに覆われている。
ドアに近づいても中は真っ暗で、とても開店しているようではない。やばい、これもバツか？！と思ったがドアは開いているので、そのまま真っ暗の中に入る。
「こんにちはー」と声をかけると、なかから男の人が出てきて、話が始まった。かなりな秋田弁スピーカーである。
「アンプが壊れて、今、モノラルですが、良いですか？」
「もちろん良いです。」
まだ、薄暗い中、ジャズが流れる。とにかく聞けた。

わざわざ開けていただいた。「あのジャズ日本列島では勝手に編集されて何か嫌な感じで紹介されているのですよ」と不満です。確かに、歪曲された感じの文章ですね。
「田舎ですからね。ジャズが好きという人はこの辺りでは私の他には一人位ですね。」
「なかなか修理もできないのです。」
「この前秋葉原に行きました。」
ビール中ビンを頼む。わざわざ遠くから来たジャズ好きのために、店を開けて、ジャズを流してくれる。歓迎してくれているのだろうか、迷惑なのだろうか？前者に違いない。
「秋田市のジャズ喫茶は行きましたか。」
「朝一で盛岡から来てそのままここに来たので、これから、行くか、そのまま通過して、山形とか、福島とか、へ向うかもしれません。秋田市のジャズ喫茶は夕方からなので、夕方まで待たなくてはならないので、ちょっと時間をロスするので、考え中です。」
「ロンドのマスターはかなりの有名人です、映像関係でも活躍中です。」
もう一本ビールをオーダーする。
数枚、ＬＰをかけてもらう。途中から奥さんも出てきてくれる。

奥さんも登場いていただきました。
薄暗い中、カウンターの辺りだけ明るく、ＪＢＬ４３４３スピーカーからジャズが何の遠慮も無く出てくる。
親切にしていただいて、ジャズも聴け、遠路、来て良かった。
こんなちょっと田舎の場所で、４５年もジャズ喫茶を続けているなんて、素晴らしい。
しかも、ビール２本で１０００円、とおまけして頂いたようです。
お店を出て、最初尋ねた酒醸造所(福禄寿酒造）で大吟醸（ハーフ）を買いました。
（２００７年９月７日　訪問）