9日目(1) イレリのダンス |ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて

昨夜、30000CFAを支払って、今朝はこのイレリ村のダンスが見られる。終わったら更に30000CFAを支払う事になっています。
朝早く、地平線から太陽が出るところを狙ってみました。

地平線ってほとんど日本にはないからね。

朝8時から、と言うので、アダマと共に、この村を出発する準備をして、広場に向った。
広場に行くとまだ誰もいないが、取り仕切りの男に、どこから見るかを尋ねられました。
既に朝日は厳しく広場に照り付けていて、少し高い所にあるトグナか、広場にところどころある日陰か、どちらが良いか、と言うわけです。
また、時々下に降りれば良いや、と考え、トグナを選ぶ。
ところが、8時を過ぎてもダンスが始まらない。
アダマが報告に来た。
「7時半には準備が出来たのだが、ダンスのチーフが急病になり、今治療中なので待って欲しい、と言っている。」
待っている内に、西洋人の団体が、しかも2団体が広場に来て、かなりの大集団で、一緒に見られると、雰囲気が台無しだ。
が、こんどはその団体が去るのを待つ、と言うのでさらに遅れる。

やっと始まる。



そして、始まったが、正直、少々せこかった。人数が少し少ないし、あの長いシギのマスクがいないし、時間が短いし、「うーん、ちょっとね。」と言う感じです。


この上に見えるトグナから見ていました。

が、まあ、ドゴン2度目のダンスを見る、と言うのに意味がある、ので、あまり問題とは思っていない。
ダンスが終わって、村の代表が、謝りに来た。
「今は穀物の借り入れ時期で、基本的にダンスに参加できる人数が少ない、さらにチーフの急病でその看護に人手を取られて更に少なくなり、今回はダンサーが少なくなってしまった、大変申し訳ない。」との事。
まあ、ワンチャンスだから、そんな事もあるさ、ちゃんと、村長らしい年寄りが生真面目な顔をして、謝りに来てくれたので、その律儀さでOKです。
そうして、そのまま、崖の方へ向い、この崖を登って、ドゴン地区から去って、崖上の文明社会に復帰する事になります。

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