9日目(3)崖上のサンガ|ドゴン族の村へ、自然と文化のダブル世界遺産にアートを求めて
この崖上から次の町サンガへ歩きました。サンガでは、アダマが車を手配しているはずで、今日はサンガからバンディアガラへ、そしてブッシュタクシーを捕まえて、モプティまで一気に行く予定です。
サンガは有名な地で、このブログの冒頭で紹介した有名な本、「青い狐」のベースになっている民俗学的調査はこのサンガ及びその周辺の地域が主になっている。
まるでダリの絵のよう。
また、アダマに言わせれば、ここのダンスがティレリよりも良い、との評価であり、崖の上だから、何となく落ちる、と言うものではなく、ただやはり文明的な電気の供給などで事情は異なる事になっているのだろう。
さすがにサンガは強烈だった。
まず、これはオゴンの家。写真を撮ることが許されなかった(或いは金が必要だったからだったか?)ので、スケッチしたもの。丸で悪魔の家のような感じである。
オゴンの家である。
オゴンとはかなり難しいのですが、昔からの村の結束の象徴のような存在、或いは宗教的な長、の気がします。
皆に選ばれた人で、生涯独身で暮らし、一生風呂(と言うかシャワーなど)に入らないで、1人の女が世話をして食事などを供給する。争いごとなどを調停していたと聞いたはずです。ティレリで、アダマに連れられて、村のオゴンの住む家まで、崖の下辺りだったが行った事があります。小さな3畳くらいの四方が開放された家に住んでいて、にこにこした人当たりの良い老人が1人座っていた、生涯独身を通さなければならないオゴンはちょっとかわいそうな感じがした。
これは何だったか?これこそまるで悪魔の家ですね。
サンガの建物はおもしろく、でも残念ながら余りゆっくりしておられず、出発せざるを得ませんでした。
呪い師、だったか、医者だったか、同じかな、窓みたいな出っ張りの棚にはいろいろな薬がおいてある。
これもお医者かも・・。
いやー、魅惑的な家ですね。
この写真を撮った理由は、サンガの町なのだが中央に小さく見えるバオバブは実は今まで見たうちで最大のものだったので・・・。