伝説の映画、サタンタンゴを見る、7時間18分は伊達ではない|65歳からアートをつくる 


9月24日、イメージフォーラムに「サタンタンゴ」を見に行った、どうせいつものように、10人以下だろうと思っていたのだが、違った。僕は事前に席を予約していたが、現場で席表を見てみると3分の2以上が埋まっていた。さすがに「サタンタンゴ」だ、と言える。
12時半に始まり、途中に10分と30分の休憩があり、映画の終わりは午後8時半過ぎである。ぼくは寝てはダメだと思いその前日は良く寝て置こうと決心したのだが、それが逆に効いて、3-4時間しか寝てない、最初の2時間には時折うとっとすることがあった、隣のおばあちゃんはさっさと寝ていたが・・。
しかし10分の休憩後は眼も頭も冴えて来た。
本当に素晴らしい映画、長回しが多いので、映画の時間とぼく達みている者の時間が同じだ、夕食をオーダーする、コックがオーダーを聞いて奥に入り、それが見えるのだがそのまま長回しで料理をするのを見て、終わってサーブするまで、観客と同じ長さの時間を過ごす。
豚骨つきのスープを飲む、最初から最後までそのスープを食べるのを観客と一緒の時間で見る・・・。
一人の不幸な少女と猫、悲惨だが、映画の重みはすごい、とにかく、素晴らしい、ぼくが気が付いた限りでは、一人だけ途中で出て行き帰ってこなかった。
実は家には英語字幕のサタンタンゴを持っている、米国から買ったもの、これで我慢するか、やはりもう一度イメージフォーラムに見に行くか、ちょっと迷っている、映画代は3900円だし、安くはない。
映画好きだ、と言う人は行くべきです、途中で耐えられなくて逃げても良いじゃないか、どこかに、「サタンタンゴを見たことは履歴書に書いて出した方が良い」と。

 

 

 

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