SOMPOのFACE展へ行く=素晴らしい!!|65歳からアートを造る(今76歳)

SOMPOのFACE展へは大体毎年行っている。今回も、何かの拍子に気が付いたので、行きました。
今回は、変わりました。前回2022年の私のブログでは生意気にも、「何か現代絵画の道筋に乗っかって、技巧を凝らして、美しく花咲く絵画ばかりの気がしてならない。」などと言い放ってしまったが、今回は違う。何か自由自在に、自己の内部から発するような感触があり、ふと気づいたのだが、前回より25歳以下を応募費用無料としたとの事であり(現状突破のための改革だね)、今回はその効果が出て来た、と言う筋道らしい。25歳以下が30%を超えているとの事。

これ(上)が今回の大賞である。下半分の、上とは基本的に別世界の絵の具の垂れが不思議。
前回はこれ(下)である。

この昨年の大賞の絵(上)は、ぼくには技術のすごさは感じるけれど、保守的なノスタルジックな絵画と感じる。
今回の審査員長は「私たちは何と豊かな世界を手に入れたのだろう。入選作を見渡しながらその多彩さに改めてそう思う。これが現在の絵画領域の縮図なのだ。・・時代様式もなく、メインストリームに乗る必要も、時代遅れを気にすることもない、描くことにおいてなんでもあり、の自由な選択肢を手に入れて・・ここに露わにされているのは個々の作家の営みに他ならない。」と自らの改革の勝利を高らかに歌っている。
ぼくも正しくそうなってきているのだ、と感じる。このままこの自由さがより高度になる事を願っている。
見た方が良いと思う展覧会です。
他には、


鉛筆で描いたもの。

ダーマトで描いたもの。

古い書物にあるような絵。

何かしら、気に入ってしまった絵。
などなど、素晴らしい世界が広がっていると感じた。
25歳以下は応募無料(一般は7千円くらい)が連れて来た、自由さが素晴らしい。
もっと自由になって、絵画の名がなくなり、何でもありの平面作品カテゴリーになるのだろう。

 

 

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